沈みゆく船は沈むのか、はたまた浮上のきっかけを作れるのか?今日はその試金石の日。

今日は京都市長選の投票日。
このブログでもさんざんディスっていた元市長がようやく引退。彼が市政に携わって16年だけれど、この間に京都市って具体的にどう良くなったんだろ?
財政は破綻すれすれのまま超低空飛行。その尻拭いにただでさえ貧弱な市民サービスはバッサバッサと切り捨て、観光客など外面はいい顔。なにかオープニングがあると着物着て嬉しそうにテープカット。個人的にもう最低最悪だと思っていましたが、ここ何年か流出人口が日本一を記録していたということは、それが理由だけでもないだろうけれど、実際京都市に対してネガティブな感情を抱いている人は一定数いるということなんだろうなと理解しています。
京都市の貧弱な子育て支援の下と、福祉の充実した他の場所で育てるのは全然その負担が違うというのが実感だし、近頃の不動産の広告を見ていて、普通のマンションが1億円近い価格表示がされているのを見て、市民サービスの酷さに加えて、現実的に持たざる者は住めなくなった街になったということだろうと思います。
京都という街は好きだけれど、それを運営する京都市はホント最低最悪。
市長もそうなら、組織としてもグダグダ。市役所の豪華絢爛さや、そこから眼下に望む街並みを見ていると、誰のために、どこを向いて仕事してるんだ?という思いを強くします。

冒頭に乗せた写真。地下鉄の京都駅で見かけたんですが、違和感ありませんか?
みどりの丸囲みの文字は2両目を示しているんだけれど、上の点字案内は5両目と書いてあって、おそらく点字もそういう案内なんだろうなと思います。
運用上は上り下りで順番が決まっていて、それをもとに点字案内がなされているんだと思いますが、それなら丸囲みの部分も5両目で合わせたらいいだけのこと。先頭から1両目なんていう考え方は不要かと思うけれど、ご丁寧に先頭から数字の若い番号をつけてるんですよね・・・ちなみに件の写真は国際会館へ向かう側なので上りかな?

ちなみに下りは丸囲みの数字と点字の案内が一致しています。
象徴的だなあと感じたのがこの案内だったのですが、結局誰に、何をという概念が欠落したまま仕事をしていることが良くわかるんですよね。
誰に、何を、どういう目的で?ということが根本的に欠落してそのことに誰も疑問を抱いていない・・・
沈みつつある大きな船の乗船しているんだけれど、自分のところには水に浸かっていないから実感はゼロ。だから、無駄遣いもするし、危機感なんてこれっぽっちも持ってない。
いろんな利権やしがらみがあることは百も承知だけれど、傷口は根本的に治療して欲しい。絆創膏を貼ってごまかすのではなく・・・
日本有数の観光地で、日本のみならず世界中からたくさんの方が来られますが、外面ばかりではボロが出てしまいます。ここに住む人間が満足して初めてウェルカムな気持ちになるんじゃないかな?
今夜には新しい人が決まるんでしょうが、青臭いと言われようが、住まう人ファーストで
市政を舵取り出来る人が市長になって欲しいと願うばかりです。

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
カテゴリー: 京都, 思うこと, 日記 タグ: , , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です