井の中の蛙、大海を知らず

ここ10年程、クラシックの音楽に親しんできたけれど、本格的なのは一昨年の
第九でひとまずオシマイ!
去年はクラシック音楽から距離を置いてきました。
かといって流行りの音楽にはあまり馴染むことが出来ず、結局昔よく聞いていた
音楽に親しむことが多かったのかな?
昨年は生の音楽を楽しむ機会は皆無に等しかったのですが、今年は生の音楽を
楽しもうということでちょくちょくいろんな場所に足を運ぶようにしました。
そして、久しぶりにクラシックをというわけで、少し遠くに足を運んできました♪

ご縁があって以前から機会があればと思っていたものの、なかなかその機会がないまま数年経ったのですが、日程と内容がばっちりハマりました(*´▽`*)

川崎まで!
マーラーの7番「夜の歌」を聴きに行きました♪
10年程、京都のオーケストラに親しみました。オーケストラが上昇気流に乗るタイミングに重なり、いい時期に素敵な機会をいただけたと思っていましたが、定期会員になると
聴くではなく聞きに行くことが義務のように感じられることの重たさと、オーケストラ
自体が驕れるもののように感じられるようなことを感じて鼻につくようになってきて
ネガティブな印象を受けるようになって遠ざかった感じかな?
というわけで、他のオーケストラがどうなんだ?
ということに興味津々ということもあったのです。
結論から先に言うと、タイトルにある通り「井の中の蛙大海を知らず」だったということを実感した演奏会でした。
ヴィンヤード型のミューザ川崎は客席と舞台が近いことがとても印象的!
定期会員以前は指揮者が良く見えるP席が好きで、この日もP席を指定しました。
京都は簡素な座席で、晒し者のようにも感じる作りですが、こちらは他の座席と同様の
座り心地の良いシートでじっくりと音楽を楽しむことが出来ました(*^-^*)
オーケストラは京都は淡々として無表情、こちらは躍動的で表情豊かな印象。
個性ですからどちらがいい悪いではないけれど、表情のある方が見ていて楽しいかな?
そして悲しいかな、こんな時でも職業柄、運営にどうしても目が行ってしまいます(~_~)
バブル真っただ中というような運営スタッフのユニフォームは見ていてちょっと恥ずかしくなる京都に比べ、こちらは一般的な黒いユニフォームでフォーマルな感じ!
他の公演の告知でわんさかと配られるパンフレットを入れるビニール袋。
パリパリと音がなって公演の妨げにならないようなソフト仕様のビニールに入っていることに配慮が行き届いているなぁ~なんて感心しました。
スゴイとか素晴らしいという文句のオンパレードに辟易として離れた身としては、その考え方は先ほども申し上げた通り「井の中の蛙大海を知らず」ということを痛感した次第。
昨今、観光で入洛される人は国内にとどまらず海外からも沢山いらっしゃいます。
飽和状況でオーバーツーリズムの問題が叫ばれてきます。
その人の切り口で京都の見え方もまちまちかと思いますが、洗練されたところもあるし、田舎臭いところも当然あるわけで・・・
先日ホテルの担当者とお話をしていると、田舎臭さの話に話題が及びましたが、今回の公演を拝聴して、洗練という観点で同じような感覚を抱きました。
百聞は一見に如かずで、何事も経験することが大切ですよね~(*^-^*)

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
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