デリカシー

僕の職場はたいてい4月頃に旅行の行事が入ります。
この時期から準備を始めていくので、旅行会社がプレゼンに来ます。
お付き合いのある旅行会社にお越しいただくわけですが、プレゼンの体を
なさないお会社も残念ながらあることを昨年あたりから感じています。
ご多忙な皆さんに来ていただいて貴重な時間を費やして話を聞くわけです。
意欲のない会社のプレゼンを聞くのはお互いに時間の浪費ですから、まず
お越しいただく前に意欲を確認してというステップを踏んでもらうことを提案
しました。するとすべての会社が意欲があるという(^-^;

というわけで4社がプレゼンに参加してくださいました。
意欲があるって聞いたけど、ほんと?と思う会社が2社。
ここ数年は、大抵1社が飛びぬけて素晴らしいプレゼンされるのですが、今年はその他に参加された方が、おっ!と唸る企画を出してきた旅行社があって、その2社に絞られました。本来その場で決まるのですが、その会社が出した企画が素晴らしく、ただ、それが本当に実現できるのか懐疑的だったので、少しだけ時間的な猶予をとってプランを再考してもらいました。
確かに実現するためにはその内容では破綻を来すんじゃないか?と思われる個所が何か所か・・・意欲的にお越しになられたのですが、僕の個人的な感覚では???と疑問符が付くような感じ。
仕事の関係で最終的に決める場所には立ち会えなかったのですが、話を聞くと残念ながらそのお会社は選に漏れてしまったようです。
当事者としては当然残念でしょうし、悔しいと思います。
プレゼンの際は、一度限りのお付き合いではありませんという言葉を何度もおっしゃっていたようですが、その後何ら音沙汰なく・・・
アポなしで突然来られてお付き合いさせられたり協力はしたつもりですし、プレゼンの時の言葉はなんだったの?という思いが頭をよぎりました。
なんでしょうね?木を見て森を見てないとはよく言いますが、逆の視点もまた大切だと思うんです。
仕事ってその内容だけではなく、それを行う人を含めてだと考えるから、こういう対応って仕事としてどうなんだろう?と思ってしまいます。
選ばれたお会社の担当者さんは、能力的な高さもありますが、以前、選に漏れた際、残念ですがとあいさつに来られ、何がダメだったかをきっちり聞いてこられます。
長期的な視点に立てば、敗因を調べ次に活かすことができるかどうかは結構大きな差になると思います。
完全な人なんてそうそういるもんじゃないです。
気付いてどう行動するか?(気付くことができる前提ですが・・・)
それは仕事という狭い領域じゃなく、人間としての生きざまにかかわる問題かと思います。
そんなこと言って、お前はできてるのか?と言われれば全然出来ていないと思いますし、何を偉そうにとも思いますので、こういう出来事を反面教師にして頑張りたいなと思った出来事でした!

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
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