京都アニメーションが放火されて34人もの方が亡くなり、34名の方が重軽傷を負われました。狂気に満ちた犯罪が日常化している中で、またしてもこのような犯罪が発生し、このように多くの人が犠牲になられました。ニュース速報では失火での火事なのかな?と思っていたら、ガソリンを撒かれて爆発的に燃え広がり、時間を追うごとについて被害者の数が増えていくという、目にしたくない現実が刻々と過ぎていく状況に、言いようのない重たさを感じて暗い気分になりました。
アニメに興味はないけれど、京都アニメーションが携われた作品の名前はよく耳にしていますし、リアルな描写なのでその舞台となった場所が聖地巡りされていることは見聞きしており、日本のアニメのクオリティの半端ない高さは流石だなあ~と思っていました。
その評価は日本にとどまらず世界クオリティ故、世界的な損失だとして国を越えて今般の事件を嘆き悲しむ声が聞こえています。
そんな中、つい先日もネガティブなことを記事にしたあの御仁の問題発言が物議を醸しだしていました。
http://uky.sakura.ne.jp/straightforward/%e4%ba%ac%e9%83%bd%e3%81%ae%e4%b8%8d%e5%b9%b8
とある選挙の候補者演説で、こういうことをのたまっていたようです。
「大変な火事が起こっております。火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1日、2日で逆転できる。そのことも含めてよろしくお願いします」
この時間には、事件の概要や被害状況等刻々と入っており、これが尋常じゃない事件であるという情報が入っていたと推察されます。
この事件の現場は京都市伏見区です。京都市長として最優先すべきは、救援活動や被害状況を対策本部を設置して陣頭指揮を執るとこだと思います。
が、応援演説で上記のような信じがたい発言。当該自治体の長としてのみならず人としてどうなのか?という気持ちを強く抱きました。
しかもその場で「一般によくある標語だ。誤解があったなら、今後気をつける」と言ってのけてご自身の発言に問題は全くないような偉そうな上から目線のコメントがネットニュースに流れて非難が殺到しました。
こういくことが間接的に被害者を苦しめることになるという判断が出来ない人間が長にいることについて愕然とします。
流石にまずい状況かと判断されたのか、翌日には謝罪コメントが出ましたが、そのコメントも個人的に言わせると非難されたからとりあえず誤っておこうという打算の産物のようにしか見えてきません。
Facebookの本人ページにはこんなコメントが出ていました。
以下引用
【昨日の放火火災死傷事件でお亡くなりになられた皆様に改めて哀悼の意を表するとともに、負傷された方の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
報道されている昨日の私の発言については、多くの方が悲痛な思いを抱かれ、苦しまれている中、極めて不適切であり、私の不徳です。心からお詫び申し上げます。】
昨夜、消防局による救出活動の終了を待ち、現場を消防局スタッフと共に視察。あまりの悲惨さ、凄まじさに改めて胸が裂ける思いを致しました。お亡くなりになられた方々のご冥福を心から祈り、負傷された方のご回復をお祈り申し上げます。
鎮火を受け、今朝、直ちに緊急検証対策チームを設置。
引き続き京都府警と協力して原因の徹底究明・検証を行うこと、市内の防火対象物に対し,消火・避難訓練の徹底を指導すること、らせん階段が大惨事の要因の一つと考えられることから、危険性のあるらせん階段の実態把握・防火指導を行うこと、給油取扱所におけるガソリン販売時の安全対策の徹底と更なる安全策を検討すること、火災発生場所の周辺住民へのケアを実施することを確認。
引き続き、警察と連携して原因の徹底究明、再発防止に全力を尽くしてまいります。
引用終わり
この御仁がスピーチされる場面に出くわす機会は少なくありませんが、中身のない薄っぺらなスピーチが特徴で、その特徴がこのコメントにもよく表現されていると思います。
京都府知事や京都府警の本部長は事件翌日に現場に臨場し、その時の写真とともにコメントを出されています。どこでも着物で駆けつけてあちこちのメディアに登場して自己顕示欲の塊みたいな御仁ですから、視察(これも上から目線の言葉で違和感がありますが・・・)に出たならその写真が出ないわけがありませんし、上記の発言の信ぴょう性も疑わしいものです。
さんざん観光客優遇の施策で、市民生活は二の次にしてきて京都に住む人間をないがしろにしてきた御仁。いつもネガティブな発言をしていますが、なかなかうまく伝わらないもどかしさを感じていましたが、今回の事件で、いかにこの御仁が違和感があるのかが全国的に伝わったのではないでしょうか?
選挙や保身のために精力を費やすのではなく、市民に寄り添い自分の言葉に責任を持つことが政治家、この場合は市長の職にあるものとしての責務だと思いますが、この方は残念ながら前者のことにしか目がないようです。
京都アニメーションが大きな被害を被られたことについては世界的な損失であり、犠牲になられた方のご冥福と、お怪我をされた方のご回復、そして再び京都アニメーションが世界レベルのアニメ制作の拠点として復活されますことを心よりお祈り申し上げます。
そして、不適切かどうかすらわからない程度の意識しか持ち合わせていない京都市の長について、こんな御仁が長として在籍するし、常識を疑う極めて情けないものの考え方をすることが、京都の不幸であり、また京都の恥さらしだと改めて感じさせられました。
即座に辞職すべきかと思います。ホント、何なのでしょう?この御仁は・・・
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