お盆休みも終わりに近づき、今年も五山の送り火を鑑賞することが出来ました。
大型の台風が京都に接近するという話で、送り火が中止になるとかの間違った情報も流れ、無事に開催されるのか気を揉みましたが、予定通り開催されました。
当日は定点ポイントから鑑賞することにしました。
今年も前日に台風襲来で中止だというデマが流れたりして、少し気を揉んだものの、当日は綺麗に晴れて御覧の通り送り火を鑑賞することが出来ました!
綺麗という感覚より、これだけ暑くて身体がまいりそうな状況ではあるのに、その夏が過ぎ去ることの一抹の寂しさとご先祖様をお見送りする気持ちが去来してシミジミとしたりで、いろんな思いが交錯しながら見ていました。
昨年は工事用の壁越しに見た送り火でしたので、今年のきれいさはひとしお!
僕が鑑賞させてもらう場所は観光で見に来る人はあまりいませんので、毎年適度な人たちと鑑賞します。
京都御苑の門を額縁に見立てて鑑賞しますが、信号のタイミングでは門の下に車が信号待ちをすることもあります。デリカシーなくライトをつけっぱなしで雰囲気を台無しにする人とか、走行中の車を止めて周りの迷惑を顧みずという残念な人が、年を追うごとに目立ってきたように思うのが残念ではあります。
京都の夏は祇園祭の先祭あたりで本格化し、送り火が終わり告げるという感覚ですが、1週間遅れてその気配を実感する程度に朝晩の暑さが和らいだ状況になってきたように思います。
慌ただしく過ぎる毎日ですが、いろんなしがらみを忘れ、揺れる炎を見ながらふと一人で考える時間って大切だと思いますし、そういう機会をこうして与えられるありがたみを実感した今年の送り火鑑賞でした。
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