Pitapaの運命は?

阪急がICOCAやICOCA定期券の販売を始めるとのプレスリリースが出ていました。
http://www.hankyu.co.jp/topics/details/909.html
関西は伝統的にJR西日本(国鉄)と私鉄の競争が激しいし、対抗意識も強いから
JR西日本のICOCAに対抗しスルッと関西としてPiTaPaを用いていました。
ポストペイならではの多彩な割引制度を採る事ができるメリットはありますが、
その性質上クレジットカードと同じ扱いだから、プリペイドのICOCAのように
デポジットを払って直ぐカード発行できるという利便性には欠けます。
両方の制度が併存していてかなり時間が経過してきましたが、ICOCAの簡便さのほうが受け入れられたようで、PiTaPa陣営の私鉄も近鉄がはじめだったでしょうか?次々とICOCAを採用し、ついに最後の砦というべき阪急系もICOCAの軍門に下ったように感じます。
スルッと関西のプリペイドカードを廃止するときに、阪急系だけレールウェイカードなる
プリペイドカードを発行し、もはや意地だな~なんて思っていましたが、そのレールウェイカードもICOCA導入で短い生涯を終えることになるようです。

その昔、VHSとベータのビデオ規格(古いな・・・)で消費者に無用の混乱を生じさせましたが、いつの世も覇権争いで割りを食うのは消費者なり利用者ですよね・・・
面子の問題も初めから歩み寄れば解決できたかもしれませんが・・・歴史は繰り返されるものですね~
今後ICOCAの普及がますます進んでPiTaPaが盛り返すようなことは考えづらいと思います。決済方式の違いはともかくとしてPiTaPaにできてICOCAに出来ないことができるようになれば、ひっそりとPiTaPaも姿を消していくんじゃないかと思います。
JRの昼特切符なき今、個人的に一番使い勝手が高いのが阪急の
「190円区間、土休日回数券 7回」

なのです。
回数券の2枚利用が可能なので、河原町から梅田往復で4枚使用すると一度に半分以上利用できることができるから期間内に使い切りやすく無駄が生じないのです。
ICOCAの導入と併せて、乗り越し精算にもICOCAが利用できるとの記載があったので、
レールウェイカードの残高がなくなったら、ICOCAなりSuicaなりPASMOで事足りるから便利になるな~と思っていたのですが、よく見ると・・・
http://www.hankyu.co.jp/topics/details/907.html
乗り越し精算に利用できる回数券とICOCAはそれぞれ1枚のみとの記載が・・・
そうすると、今までのように回数カードで入場して、精算の際、精算機に回数券を入れ、そのあとレールウェイカードを入れるという方法が取れないようです・・・
先ほどご紹介した方法、そこそこ知られた方法ですし、そのあたりを考慮して対応してもらえたら嬉しかったのですが(~_~)
http://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/190124_RC.pdf
レールウェイカード、2月末までの販売だそうです。改札機での利用は9月末のようですが、券売機や精算機での利用終了の時期は明記がなく当面利用は可能な様子。
少しまとめ買いして置いたほうがいいかな?なんてプレスリリースを見て感じた次第です。
メンテナンスの軽減を考えると、この先ICカードの乗車券がデフォルトになるのは目に見えていますが、磁気タイプの切符はいつまで生きながらえることができるんでしょうね?

Kazu について

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