僕の職場界隈は京都市の中心部に位置しており、ここ数年来、至る所で建築工事が行われています。
庶民にはとても手のでない高級マンションの建築がここのところ少し鳴りを潜めて、最近はホテル建設があちこちでという感じです。
目の前に完成したマンション建設の際もそうでしたが毎日の通勤ルートでも、え?っと思うような光景に出くわしました。
足場が組んであるお家も対象になったようです。その前のブルーシートがかかっているお店はどうなるんだろう?
バブル景気の頃、地上げという言葉がよく使われていましたが、それと同じような光景が再び繰り広げられている様子。
まとまった敷地であれば、綺麗な形に整えた方がいろいろ次ごうが良いというのは分かりますが、
当初予定されていなかった場所が、しばらく時間が経つとその場所までもが対象の場所に変わっていると言うことが!
街って生き物だから、刻々とその姿を変えていきますし、所有する不動産をどう処分しようがその人のお考え方であるのは重々承知しています。
が、やっぱり変わり方にも矜持が欲しいな~なんて思ってしまいます。
富裕層のセカンドハウス的なマンションや、観光客のためのホテルばかり建設されて、本来の主役であるはずの市民はドンドン追いやられていくような・・・
開発するのは民間の業者だけれど、そのように仕向けているのは行政なわけで・・・
この街は誰のための街なんだろう?
なんて思ってしまいます。