最近、高齢者の方が加害者となる自動車の事故のニュースが溢れています。
別に今まで件数がなかったわけでないでしょうが、マスコミが魔女狩りの如くこの種の事故にフォーカスをあてていて、得も言われぬ違和感を覚えます。
そんな思いで昨日もいつもの通勤ルートを通っていると・・・
小学校の正門付近にパトカーが沢山止まっています。
いつもは通らないのですが、気になるのでそのまま進んでみると・・・
一方通行を逆走したような感じで歩道にぶつかってとまっている車が見えてみました。
車の損傷はそれほど大きくないように思えましたがエアバッグが展開しているのでそれなりに大きな衝撃があっんだと思います。
場所が場所だけに、そして時間もちょうど児童の登校時間と重なるので大丈夫だったのかな?と心配していましたが、翌日の京都新聞に記事が掲載されていました。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20161207000127
お亡くなりになられたとのこと。児童登校の見守りに参加される予定だったのに、こういう形になってしまったことはご本人が一番無念だと思います。
それほど良く通るわけではないけれど、いつも同じ方がこの界隈で見守り活動をされていたので、ひょっとしたら知った過多なんじゃないかと思うと、より胸が痛みます。
見守り活動って小学校近隣の地域の方がされていると思ってましたが、遠方からお越しのこともあるのですね。
この事故も82歳とご高齢で、お亡くなりになられたが故にこうしてニュース記事になったのでしょうが、ご高齢=危険というステレオタイプの偏見が醸成されていくんじゃないかということを危惧します。
車が無くても生活出来る地域なら、車がない生活も選択肢の一つかもしれませんが、車が無ければ生活が成り立たなくなる地域ってかなり多い様に思います。
マスコミは車に頼らない生活はどうすれば成り立つのかという議論はせず、高齢者の車の運転は危険だという風潮を作り出そうとしているのは無責任だと映ります。
誰しも老いて同じ問題に直面していくのにね・・・
件の事故は、見守るべき児童達を巻き込んだ大惨事に繋がらなかったことが救われます。
謹んで哀悼の意を表します。