喉元を過ぎると・・・調子よすぎなんじゃない?

最近気づいたんですが、京都市役所の庁舎がライトアップされています。

上から見ても・・・

改装後は、市章をちょっと不気味に青白くライトアップされていた記憶はあるけれど、こうした本格的なライトアップの設備も改築の際に仕込んでいたんでしょうね…贅を尽くした庁舎に批判の目が向けられていいたので、ほとぼりも冷め、喉元過ぎるとなんとやらでシレっとというところが真相でしょうか?
例年桜や紅葉の時期は京都市内がまるでどこかのテーマパークか?と思うほどの混雑を見せていますが、昨今はこれに加えてインバウンドの人たちがたくさん押し寄せて、カオスな状況が日常になってしまっていて、麻痺している状況・・・
地下鉄もだれど、とりわけ市バスは人だらけでうんざりする毎日。 こんな状況ですら収支があまり良くないのなら算盤のはじき方が根本的に間違っているということですよね~
キャリーケースを持って四条で地下鉄⇔阪急を乗り継ぐと、同じ体験してる人はたくさんいるかと思いますが、エレベーターがないから往生します。
市役所、本庁舎の後ろに新庁舎の建築が佳境を迎えております。

民間には京都の街並みを維持するために、色やら形やらいろいろと厳しい規制を敷いていますが、自らは例外なのかモダンな建物が姿を現しました!

先行して建設された、高級ホテル?と見まがう別館と繋がる空中通路も完備!
地下からのアクセスは地下道を通って、そして新館と別館は空中通路。
市役所にお勤めの職員様の移動には最大限の配慮を以て然るべし!という不文律でもあるのでしょうか?地下道や空中通路を作るお金があるなら、皆様も経験されているかと思いますが、 キャリーケースやたくさんの荷物を持って四条で地下鉄⇔阪急へ乗り継ぐ際、途中に階段というかなり厳しめの関所があって、これがあるがゆえに最短経路にもかかわらず他のルートを選択することもしばし申し訳程度にリフトでお茶を濁してるけれど、人の手を借りないとダメなこんなものは全然使えないし、限定的にしか使わない設備に湯水の如くお金をつぎ込むことが出来るなら、エスカレータとエレベータの設置なんて容易いはず!という思いが頭をよぎります。こんな状況を放置したまま、バスが混むから地下鉄で移動してくださいって言われてもその地下鉄に行くのに大変な思いをするから結局バスに!ってなるんじゃないかと常々感じています(-_-)机の上でものを考えてるから、そういう発想しかできないのでしょうね・・・
建築物そのものは素敵だなと思いますが、こんな瀟洒な建物を作る必要性があるのか甚だ疑問。お約束事を人にとやかく課すくせして自分は・・・という姿勢も気に入りません。仕事の関係で、京都で建物を建てるのはいろいろとお約束事があって高コストになるようなことをお伺いしたことがあります。市内の不動産を見てみると、いまや京都市内のお金持ちのセカンドハウスや投資としての側面が強く、実際に住む人が購入できる価格ではないものばかり。
今はどうか知らないけれど、子供を育てるにはあまりにも支援が貧弱過ぎだし、加えて住むためのコストもべらぼうに高いから、子育て世代はこぞって周辺の都市に流出していき、人口減が止まらないのも当たり前かと・・・子育て環境が充実とか能書きたれても、現実を知る人は皆さん行動に移した結果がこの体たらく。
記事を見ていると一喜一憂しないとか能天気なコメントが出てるけれど、強い憂いしかないという危機感がないとこれからも人口がどんどん減り続けていくと思います。
人が減るということは財政的にも問題が多いわけで、コロナの時分に財政危機を声高に叫んでいたのが最近ぱたりと聞かなくなりました。たかだか1年や2年で解消できる程度の物ならそもそも危機ではない訳で、トーンダウンした原因が何か非常に気になります。
嫌なことには目を背けたいのは多かれ少なかれ人間であればあるかと思いますが、行政が現実から目を背け早急に検討すべきことを出来ておらず、自分の周りだけ懐を温めるようにしか見えてこないのは大いに問題かと思います。
着物の市長が交代して、まだ少しは常識的な判断をされる方なのかな?という淡い期待を抱いていますが、そもそも市長だけでどうこう出来るわけではなく、ぬるま湯体質にどっぷり浸かった市役所全体の体質が問題かと・・・

レッドリボンにちなんで真っ赤に旧本庁を不気味にライトアップしている京都府の方が、
京都市に比べてまだまっとうな仕事をしているように思います。
いつまでも喉元に引っ掛かりを以て緊張して仕事を進めて欲しいものです。京都市。

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
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