プロの仕事場っていう匂いがプンプンする!

京都市内に住んで、働いて、地下鉄も市バスも利用するけれど、自転車がメインなので、乗り物に乗る機会は少なめ。
大阪で育ったから毎月大阪の空気を味わいにその日の気分で阪急、JR、京阪と乗り分けたりもしたけれど、近頃は休みの日は疲れ果て大阪まで出る気力もなく、めっきり減ってしまいました。なので余計に鉄道に乗車する機会が激減しております。
京阪が先鞭をつけたプレミアムカーが好評だったので、JRが新快速にAシートを設定し、そして阪急もPRivaceなる有料座席の車両がデビューしました。

京阪と乗り比べてみましたが、それはまた改めて!
首都圏と違い関西圏は有料座席の車両は馴染まない状況でしたが、世の中の考え方が変わり、ワンコイン程度で確実に着席が確保されるということが相対的に重要視されてくるようになってきました。
阪急は前述の有料座席車両を組み込んだ新型車両が導入されました。聞くところによると京都線は車庫容量が一杯らしいので、新しい車両が導入されると旧型の車両が廃車されることになります。物心ついたころから阪急電車は身近な存在だったので、その頃に走っていた車両が姿を消すということになります。この辺りが最有力でしょうか(*_*)


子供の頃は、神戸線や宝塚線を走る車両は新しい形の車両が多く、なんで京都線だけ旧態依然とした車両ばかりなんだろ?とか、相互乗り入れをする地下鉄の影響でなかなかエアコンの入った車両が入らず、夏の暑い時期を窓全開で走る車両に乗ったこともありました(今の暑さだとまず無理だろうね…) こういう車両は特急に入ることは少なくなって、普通や準急で運用されることが多いように思います。そうすると、梅田まで出るなら特急一択となってなかなか乗車する機会がありません。なので、ホームで特急を待ってると準急でこれらの車両がやってくると、ちょっと時間がかかってもこれに乗っておこうということで ちょっとした無駄を楽しむことがちょくちょくあります。

新しいものは最初は物珍しいのですが、暫くするとそう長くない先に消えていくものに対して惹かれることが多いように思います。自身の成長と同じ時代を走ってきた車両への哀愁でしょうか?
なんでも簡単なものがもてはやされる世の中だけれど、そういう風潮をあざ笑うかのようなプロの仕事場を感じさせるこの運転台。
阪急は古い車両も丁寧にメンテナンスしているから、50年超の車両もぱっと見そうは感じさせません。

まだ新しいと思っている車両も、もう40年を超えているとは俄かに信じがたいけれど、

車両の銘板のは昭和の文字が!
この車両は16年余り、車庫で怠惰を貪る数奇な運命を辿っています。
40年選手はともかく、50年選手は後数年で見られなくなるんじゃないかと思います。
そう多くない機会だけれど、プロの仕事場を感じさせる車両に乗れる機会をせいぜい見つけて楽しみたいなというとりとめのないお話でした(^-^;

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
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