通勤に通学に、阪急電車は僕の生活とは切っては切れない存在ですが、通勤通学に利用することがなくなった今は、たまにお出かけするときに利用する程度。
大阪に行くのはJRが速いし、場所によっては京阪の方が便利だったりします。
京阪なんて阪急が今度導入するプライベースなる座席指定の車両の先駆けてプレミアムカーを結構前から走らせているのに加えて、やっぱり二階建ての車両はとても魅力的。
だけど、阪急がやっぱり馴染むんですよね~
もう仕事で定期的に利用する機会がなくなってから15年は経ったかな?
15年って結構長い年月かと思いますが、阪急でつい最近車庫で17年余り惰眠を貪っていた車両が復活したということで、マニアの中ではちょっとした話題になっていました。
そんな話がネットを賑わしていたなと思っていつつ、阪急に乗ろうとすると、わざとらしいくらい偶然にその車両を含めた編成がホームに滑り込んできました!
場所からすれば特急で帰る方が速いのですが、これも何かのご縁!
この車両に乗ってゆっくり帰ることにしました。
阪急はもともと車両を大切に長く使うことで定評がありますし、実際50年を超えた車歴の車両も現役で頑張っています。17年間お休みしていた車両は昭和59年の製造と銘板に表記があるので40年選手。そのうちの大半を車庫でお休みしているという・・・
同じところに車の車検に該当するような検査の周期が出ていますが、2006年に車で言うところの1年や2年点検。そしてその後の車検、その期間が実に18年弱・・・知らない人が見たら誤植かと思いますよね!!!
最近、財政難で青色吐息の京都の地下鉄も新しい車両に更新が始まっていますが、その京都市でさえ40年が車両更新の一応の目安なのかな?
そう考えると、いろいろと凄いものがあります。
流石に車内は17年も放置していたらそのまま営業車両としては使えないという判断なのか、内装は更新されており、綺麗✨でも、細かく見るといろいろ違和感が・・・
大規模に更新をかけると、ドアの上にディスプレイを設置したりしてあるのが、そういう工事はなく、窓の日除けも最近は一般的なロールスクリーンが設置されていることが常だけれど、この車両は昔ながらの阪急伝統の鎧戸!
とりあえず、最小のコストで現役復帰をさせたという痕跡が色濃く表れています。
久しぶりにお客さんを乗せて本線を走る景色はこの車両にとってはどんなものな!!んでしょうね?
調べてみると、沿線に出来た新駅。洛西口は開業していただろうけれど、摂津市や西山天王山の各駅は初めまして!だと思います。まさに浦島太郎状態!!
この車両と編成を組む他の車両も、朝ラッシュで10両編成を組む増結の2両編成が、10両編成の廃止で職を失い余剰となっていた車両が中心。
まさに寄せ集め編成!
10両編成がなくなってから1年半程経つのでしょうか?17年ほどではないけれど、この車両たちも久々の活躍の場。しかも今度は朝ラッシュだけではなく終日の稼働に!
朝ラッシュ時の増結編成に乗車する機会なんて皆無だったので、どんな感じなんだろ?と
思っていたら、こちらの車両の内装は結構草臥れています。壁のパネルの色褪せ感が半端ない。なんだけれど、先ほどの書類を見てみると・・・
検査と検査の期間は2年半弱。
阪急はおしなべてクオリティが高いことで定評があるのに、これはダメですね・・・
一時的な運用であればともかく、この編成が続くのであれば、もう少し手を入れてあげて欲しいですね~
新しい特急車両はまもなく走り始めるみたいですが、残念なことがひとつ。
阪急と言えば、アンゴラ山羊の触り心地のいいゴールデンオリーブ色のシート生地が有名ですが、現行の特急車両はなぜか違う生地。なんで?って思ってたので次の車両はノーマルなものに戻してほしかったのですが、写真を見る限り、プライベースなる車両はいいのですが、一般車両は・・・なんで大事なところで奇をてらうんだろ?
実際の質感はわからないけれど、写真で見る限り、残念なイメージ。どうなんだろうね?
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