住めば都というものの、いろいろと見えてくるとなかなか辛いものもあるものです・・・

ニュースを見ていると、京都市の財政状況が火の車になっているというニュースが出ていました。全国版で出てたのかな?
当然のことながら結構辛辣なコメントで溢れかえっていました!


そりゃそうですよね・・・
つい2年前まで、右も左もインバウンドだらけで、市長と言えば、着物を着てどこぞのオープニングセレモニーにテープカットに忙しい状況にしか見えませんでしたし、住人でこのインバウンドの需要に何らかのメリットを受けていた人以外は、混雑した状況に大変な思いをしていただけという印象でしかありません。コロナ禍でインバウンドの需要が蒸発し、幾分快適な環境が戻ってきたと思ったら、身を削ってくれってお願いされても、モヤモヤしかしない状況です。
これが例えばラーメン屋さんだったとして、自分の経営がうまくいかないから値上げさせてくれって言われても、その背景に納得できないとありえないし、そういうお店は淘汰されていきますよね・・・

絶対に潰れないことをいいことにこういうことを平気で発言することを考えたら、いろいろ言ってしまいたくなるのです(^-^;
京都市役所、改修作業が進み、とてもきれいになっています!
ちょっと見にくいけれど、使い勝手の悪い地下型の機械式駐輪場があります。
こんな使いづらいものに1基1億円以上とか聞いたことがありますが、どうなんですか?

このちょっと洒落たビルは何?先ほどの写真に写る左側の増築部分の庁舎。

裏手には、高級ホテルですか?と思うような庁舎が更に!
市役所の前にはゼスト御池という地下街があります。ちょうど市役所の東西の幅プラスアルファ程度の長さの地下街ですが、市役所への出入り口だけこんな立派な感じ。

更に、これだけでは足りないのか、最近この地下街と直結する地下道の工事も始まっています。


まあ、地下街へのエスカレーターの利用くらいは一般市民は恩恵を受けるかもしれないけれど、ここのつぎ込まれているお金の大半は市役所関連だけです。
財政破綻の危機とか言いながら、自らに関連する費用は青天井。
この工事も当初計画の1.5倍も工事費用が嵩んでいると報道がありました
そういえば少し前にもシステム更新費用として投入した80億円を無駄にしているという報道もあったなあ・・・
大多数の市民には関係のないであろう芸大も、多額の費用を投じて京都駅近くに移転するのも、この時期なのかな?
何がどう問題なのか、下のYOUTUBEで分かりやすく解説されてます!

おおよそ、一般の市民があずかり知らぬ場面で多額の損失を生じさせたり、杜撰な計画で無駄な費用を発生させたりしているのに、財政面でピンチになると、すぐに市民サービス削減に手を付けるってどういうことなんだろう?
まずは自らの身を切ってどうしようもなくなって、市民にお願いするのが筋かと思います。

今でさえ、日本で一番高い初乗り運賃の地下鉄。割引施策が見事なまでに現象し値上げラッシュ!京都市交通局のHPから引用しますが、

はっきりした経緯は覚えてませんが、バスの一日券は以前600円だったものを500円に値下げし、インバウンドの状況で混雑が常態化して600円に再び値上げされ、今回再びという形です。当面の間とか、適正価格とか、ものすごく勿体ぶったいやらしい書き方が不快です。
個人的には、トラフィカ京カードの廃止が一番残念です。

代わりにICカードを利用した割引制度が導入されるようですが、先行他社と同じで魅力の少なく、利用する機会がないので、結局値上げになるということですよね・・・
悪循環で更に収支悪化するんじゃないかと思ってしまいます。
単純にICカードで乗車すると割引かれるシンプルな制度ならいいのに、わざわざ使いづらくする意味が分からない・・・


唐突ですが、上の文章を読んで、何が言いたいの?って思いませんか?
僕は強烈な違和感を覚えました。京都市が行っていること全てが、この文章と同じ匂いを感じるんですよね・・・
転じて、今の日本の国が行っていることにもつながる違和感なのですが(~_~)
誰のために?何のために?その目的を見失ってしまっていることがあまりにも多すぎて、ただただ、茫然とするしかないのかしら?

京都という街は大好き。日本ももちろん。
でも、その舵取りをする船頭さんの出来があまりにも悪いっていうのが、ものすごく不幸なことですね。

青臭いけれど、こういう状況を変えるためには、やっぱりアクションが必要だと痛切に感じます。

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
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