伝統か?安全か?

7月に入ると京都は祇園祭一色!
今年は色々バタバタしているので難しいなと思っても至る所で目にします。
自転車で走っていると

ホテルのロビーには

切り離して考えたりは全然できません・・・
しかも職場は御池通に近いから巡行があると、否が応でも祇園囃子、聞こえて来ますしね・・・
その山鉾巡行、4年前の2014年に前祭と後祭に分割されました。
もともと7月の1か月間のお祭りですが、分割されたことでお祭りの雰囲気を味わう期間が長くなったように思います。
京都は最高気温が38度超えの日が1週間連続して続きました。
数字もそうですが、例年よりかなり暑い状況を実感として感じる故、前祭は宵山を少し覗いてみようかな?

という気持ちにはなら図、前祭は巡行を少しだけ見ることができるかな?という状況。
巡行当日

出勤時に御池通を通ると、いつものように芸術的なパイプ椅子が整列してあり、準備万端!
仕事場に「コンコンチキチン・コンチキチン♪」と祇園囃子が聞こえてきたな~と思っていると、救急車のサイレンがけたたましく鳴り響く・・・それも結構間断なく・・・
その間祇園囃子が途絶えたなと思っていましたが、後で新聞を見ると、曳き手も観客も熱中症で救急搬送をされた人が沢山いたようです。
お昼休みに巡行を見てみると・・・

パイプ椅子の有料観覧席も閑散としています。
お昼だから当たり前ですが、宵山に感じた以上の暑さを感じ、沿道にはたくさんのお客さんがいますが、こんな炎天下にパイプ椅子の有料観覧席でじっと観覧していると確実に熱中症を発症しそう・・・その前に暑くてじっとしてられないと思いますが(^^;)
祇園祭で熱中症を多発させるようなことは、このお祭りが疫病を退散し無病息災を祈念するために始まった趣旨にそぐわなくなっていることになり違和感を覚えてしまいます。
後祭が復活したのは、伝統への回帰もあるけれど、巡行時間短縮も狙いであったと聞いたことがあります。が感覚的には狙い通りには行っていないように思います。
伝統は大切ですが、人命はそれ以上に大切だと思います。
最近は有名な寺社仏閣が夜間拝観を実施して好評を博していますし、巡行もいっそのこと沿道に照明設備を設置し、ナイター開催したほうが曳き手や観覧客の負担がグッと減るかと思います。
本来の祇園祭の中心行事である神幸祭や還幸祭

をどうするのだ?という問題も出てきますが、あらゆる物事を包含し歴史を積み重ねていくことが伝統だと思いますから、柔軟な対応が出来るんじゃない?と思ったりします。
今日はお昼過ぎ、後祭の山を少し覗いてきました!
三条通とか、日陰が無くて逃げ場がありません(>_<)

黒主山へ


お見事だな~と思う気持ちと、この暑さ、どうにかして!という思いがせめぎ合う感じ・・・
粽を授かり、昨年の月鉾の粽と入れ替えました!

身体の中の厄除けとして食べる粽も併せて(^^;)
部外者の戯言ですが、花傘巡行は暑さが厳しいから中止の英断が下ったようです!
悪くないかと思います。如何でしょう?

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
カテゴリー: 京都, 思うこと, 日記 タグ: , , , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です