遅まきながら雅洛に乗ってみた

最近京都大阪間でも京阪がプレミアムシートを作ったり、JRが新快速にAシートを入れてみたりと有料座席が流行っています。
国鉄の時にがぼちゃ色の快速にグリーン車が連結してあったことを朧気ながら記憶していますし、関西空港へ向かう快速にも優良座席を設置していましたが、いずれもなくなってしまったということはそれだけのものだったということだたんだと思います。
が、最近のものはどうやら好評らしく、京阪は別の車両にも組み込むようですし、JRも本数限定ですが乗車率は好調の様子。
阪急もかつての特急を改造した「京とれいん」を運行しています。

内装は真ん中の2両は畳のシートに変え、その他の4両はシートの生地を交換しています。

観光列車然としていますし、窓枠の上には座席表示のプレートもあって有料特急としても全然おかしくないところを運賃だけという良心的なスタイル。
余談ですが、このシート生地ならオリジナルのゴールデンオリーブのアンゴラ山羊の生地を色を変えて張り替えたほうがよかったのになあ~と思ったりして・・・

だんだん数を減らしつつある鎧戸式の日よけはそのまま引き継がれてるのと対照的です。
いかんせん1編成しかないので、2時間に1本程度しか運行できない状況でしたが、神戸線に所属していた編成を改造して、2本目といて、京とれいん「雅洛」なる車両が3月に誕生しました。見かける機会はあるけれど乗車機会はなかなか訪れず、先日ようやく乗車する機会に恵まれました。
京都線は神戸線や宝塚線と車両の大きさが微妙に異なり、京都線の車両は基本的に神戸線、宝塚線には入選できないので、神戸線の車両が選ばれたのは、京都線以外にも乗り入れできるようにということなんでしょうね?
これで1本目とともに運行され、どちらかに1時間に1本の乗車機会が増えました。
2本目 京とれいん雅洛

1本目 京とれいん

顔はちょっと違う程度ですが、車内に入ると・・・
2本目 雅洛

1本目 京とれいん

力のかけ方が全然違います!
入り口からしてこんな雰囲気

車内に坪庭が設置されている車両もあって、これって電車?と疑うような凝りようです

そして、車両の中央部に座席を移動して社葬を楽しめる車両も

そのシートがこんな感じ

やりすぎじゃないか?と思えるほどの拘りの塊(*^_^*)
しかもこんな機能も!

これで運賃だけで乗車できるというのは、阪急の京阪やJRに対する強烈な回答なのでしょうか?
ただ、一つ難点が・・・
1本目にも共通するのですが、快速特急と特急の上位種別で設定されているこの京とれいん。停車駅は、河原町を出たら烏丸、桂の次は淡路まで止まらず、1本目は全列車が停車する十三すら通過して梅田へ行くという、かつての特急を彷彿とさせる停車駅。
名前の通り快速を期待したいところですが、停車駅の多い特急のすぐ後に発車するので、快速とは程遠い鈍足特急と化しているのが残念な限り。
快適な車内で過ごす時間を長くということなのか?と穿った見方をしてしまいますが、快速と名付けたからには内装を楽しむのと同じくらい疾走して爽快感も味あわせてほしいものです。
狙ってまでは乗車することはないけれど、また乗れたらラッキーかな?

Kazu について

飛行機のこと、音楽のこと、京都のこと・・・ 毎日の生活を備忘録代わりに綴っています! たまに毒を吐くこともあります・・・
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